収納家具を増やさずに物の定位置を決める方法
部屋が片付かないとき、最初に思いつく解決策が「収納を増やす」ことです。でも、収納を増やすと物も増える。その繰り返しで部屋が狭くなっていく経験は、多くの方に心当たりがあるはずです。この記事では、収納家具を増やさずに物の定位置を決める考え方を整理します。
「定位置」がないから片付かない
物が散らかる最大の理由は、物の量より「どこに戻すか決まっていない」ことです。使ったものをどこに戻せばいいか分からないから、とりあえず近くに置く。それが積み重なって部屋が片付かなくなります。
定位置を決めるとき、「使う場所の近く」に置くことが基本です。リモコンはソファの横、充電器はデスクの引き出し、ハサミはキッチンの引き出し。当たり前に聞こえますが、これが徹底されていない部屋は多いです。
押し入れを「見えない収納」として使い切る
日本のアパートには押し入れやクローゼットがついていることが多く、これを使い切ることが先決です。押し入れの中を仕切りで整理し、季節外の物・使用頻度の低い物・書類類を分けて収納すると、部屋の中に出しておく必要のある物が減ります。
押し入れの上段には軽いもの(布団、季節の衣類)、下段には重いもの(書類ボックス、工具類)を入れると取り出しやすくなります。中段がない場合は、100円ショップで売っている突っ張り棒と板で簡単に棚を作れます。
視界に入る物を意識的に絞る
収納の問題とは別に、「視界に入る物の数」を意識することが、部屋の印象を大きく変えます。棚の上に物を並べるとき、一段につき3点以下を目安にすると、部屋が落ち着いて見えます。
飾りたいものがたくさんある場合は、すべてを同時に出さず、季節ごとに入れ替える方法が有効です。秋なら陶器の器と小さな植物、冬なら布小物とキャンドル。そのサイクルが、部屋に季節感を生む仕組みにもなります。
収納家具を一つ買う前に、今ある収納スペースを使い切れているか確認してみてください。多くの場合、まだ余地があります。